致知の記事を毎月ひとつ紹介
2016年も安定して先月の致知となっています
特集 夷険一節より齊藤孝
日本最古の兵書「闘戦経」に学ぶ
日本人の闘い方
兵書で皆さんが思い浮かべるのは何でしょう
その戦い方の基本には「兵は詭道なり」とあります
これは「戦いとは敵を欺くことにあり」というものです
しかし日本最古の兵書「闘戦経」では
「ただ勝てばいいものではない。
どんな時でも正々堂々戦って勝つべきだ」
と日本人の戦うスタイルを宣言してるようです
一節を紹介
「心に因り気に因る者は未だしなり。心に因らず気に因らざる者も未だしなり。
知りて知を 有たず、慮って慮を有たず。ひそかに識りて骨と化し、骨と化して識る。」
意味
(精神力や気力に頼る者は不十分である。また、精神力や気力を無視する事も不十分だ。
知っているというだけでは、すぐに忘れてしまって使いものにならない。
考えごとをしているといっても、考えるだけで終われば何の意味もない。
大切なのは深く識って自らの骨になるほど身につけることだ)
丸三社長