お客様の台湾市場視察に同行をさせていただきました。
日本のベーカリー市場のレベルの高さは世界的に有名ですが、
実はお隣の台湾のベーカリーもなかなかのレベルの高さです。
先日、２２日～２４日にパリで開催された「第6回モンディアル・デュ・パン2017」
で台湾が２連覇を飾ってます。 関連記事はこちら
※日本は2位でした
今回、最大のお目当ては丸三講習会場に設置しているオーブンを
駆使されているブーランジェリーノガミ（野上麵包坊）への訪問です。
野上さんはバハテル社のオーブンを使っておられます。
日本で開催されるモバックショーなどのバハテル社のブースでは
間違いなく野上さんがデモで焼かれています。工場見学もさせて
いただきましたが、知らないバハテル製品が多々あり・・
聞けば新商品のほとんどは野上さんの工場でテストもされてるようです。
綺麗なパンが店内に所狭しと並べられてました。
４００円相当のバケットが毎日２００本売れてるそうです。
台湾のパンの値段は日本と同等か、それ以上の感覚でした。
ちなみに台湾の飲食店のバイト時給が４００円くらいとの事。
それを考えるとパンは高価なんだな～、という印象です。
クロワッサンをいただきましたが、見た目だけでなく本当に美味しかったです。
バハテルならではの火抜けの良さが活かされてる印象です。
台湾に観光に行ったら寄っていただきたいベーカリー店です！
地元の料理に飽きた頃、懐かしい味と出会えるかも？
■Boulangerie Nogami 野上麵包（天母店）
台北市士林區福國路5號
(02)2832-6308
営業時間 9：00-21：00
お店ＦＢはこちら
続いてはパンの世界大会で優勝経験のある吳寶春麥方店 台北店に！
２０１０年に個人戦のマスター・ド・ラ・ブーランジュリー（パン部門）で優勝をされてます。
マスター・ド・ラ・ブーランジュリーはクープ・ドゥ・モンドの出場者の中から特に優秀と
認められた人に出場資格が与えらてるそうです。
皆で買ったパンを食べましたが、独特の風味と濃厚な味が特徴でした。
世界大会で受賞したパンはありませんでしたが、案内をしてくれたガイドさん
曰く野上さんは台湾の一般的な価格で、ここは１．５倍ほどの感覚だそうです。
台湾で有名な台北１０１の近くにある大人気のベーカリー店でした。
呉寶春麥方店 (台北店)
110 台湾 Taipei City, Xinyi District, 菸廠路88號B2
この他、街にある普通のパン屋さんのパンも買ってみましたが、
どれも普通に美味しかったです。その辺からも台湾のベーカリーの
レベルの高さを感じる事ができました。
もちろん観光もしてきました！
まずは宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」で有名になった九份です。
琴平ほどではありませんが、なかなかの階段で・・
膝を少しやられましたが雰囲気のある素敵なところでした。
宮崎監督効果でしょうか？すれ違う人のほとんどが日本人でした・・
日本にも支店がある小龍包で有名な鼎泰豐（ディンタイフォン）
恐ろしく肉汁の詰まった小龍包で「どうやって作ってるのか？」と
皆で議論したほどでした。肉汁を後注入してるのか？と思える
ほどで、結論は出ませんでした。
恐ろしい数の職人さんが一心不乱に包んでました。
台湾で印象に残ったのは２つ
原チャリと臭豆腐です。
九州の６／７ほどのスペースに２０００万人が住んでる台湾。
原チャリが１億台くらいあるのでは？と思えるほど走ってました。
信号が青に変わって走り出す原チャリはマラソンのスタート地点を
見てるような景色！２人乗りは当たり前、３人乗りも普通に走ってました。
１日に何人が転んでるんだろう？と思えるほど・・・。
歩道に停車してる原チャリにお守りがぶら下がってますが、
神頼みしかないだろうな・・と思えます（笑）
そしてネーミングから「美味しそう！！」と絶対に思えない食べ物。
臭豆腐の事は一生忘れないでしょう。味は覚えてませんが、とにかく
臭かったです（笑）
聞けば日本の納豆と同じような食べ物だそうです。
大豆を乳酸で発酵させてるそうで、作り方を聞けば健康にいいんだろうな、、、
と想像ができます。けど、あの臭さは食べた人でないと分からない臭さです（汗）
台湾の方は臭くない臭豆腐は食べないそうですから。
旅行で台湾に行かれた際は是非食べていただきたいです。
ｍａｘレベルの臭さに挑戦をしたい方は蒸したバージョンが
オススメだそうです。僕には絶対に無理ですが（笑）
今、人気の台湾。日本人に限らず、多くの観光客で賑わってました！
エネルギッシュな街で人気があるのも分かる気がします。
アメリカやヨーロッパに行くよりは気軽に行けますので、
海外旅行に台湾はいかがでしょう？ぜひ臭豆腐の洗礼を（笑）
ﾀｹｼ
